静岡県といえば富士山や伊豆の海、そして緑茶の産地として知られていますが、実は朝食グルメの宝庫でもあります。清水港から水揚げされたばかりの新鮮な海の幸をふんだんに使った海鮮丼や、全国的にも珍しい「朝ラーメン(朝ラー)」文化など、静岡ならではの朝食体験が待っています。旅の始まりを飾るにふさわしい、静岡県のおすすめ朝食スポット2軒を詳しくご紹介します。
静岡県の朝食文化:海と茶が育んだ独自のグルメ文化
静岡県は、日本屈指の漁港である清水港を擁し、駿河湾からの豊かな海の幸が毎日水揚げされます。生シラス・桜えびといった駿河湾特産の食材は、地元では朝から丼ものや定食として親しまれており、観光客にとっても「静岡の朝食といえば海鮮」というイメージが定着しています。
一方、内陸部の藤枝市・焼津市を中心に根付く「朝ラーメン(朝ラー)」文化は、明治・大正時代に茶業に従事する農家や茶問屋の人々が、早朝から重労働をこなすために体を温めようとラーメンを食べたことがルーツとされています。100年以上の歴史を持つこの食習慣は、今や「全国でも珍しい食文化」として取り上げられ、グルメ雑誌や旅行情報誌でも注目されています。
富士山や伊豆半島、浜名湖など多くの観光地を持つ静岡県では、旅の朝を地元グルメで彩ることで旅行の質が大きく向上します。朝早くから営業している店舗も多く、観光スポット巡りの前に地元の味を楽しむのが地元流です。
静岡県おすすめ朝食スポット2選
【1】宮本商店(静岡市清水区)-清水港直送!本物の海鮮丼を朝から
清水魚市場「河岸の市」に隣接する宮本商店は、漁港直送の新鮮な魚介類を使った海鮮丼で知られる人気食堂です。朝8時から(土日祝は7時から)営業しており、地元の漁師や市場関係者はもちろん、観光客も多く訪れます。まぐろの産地として有名な清水港ならではの「まぐろ丼」や、駿河湾名物の「桜えびかき揚げ丼」などが人気メニューです。
- おすすめメニュー:まぐろ丼、桜えびかき揚げ丼、特大あなご天丼
- おすすめポイント:清水港直送の鮮度抜群の魚介を朝から味わえる。地元漁師も通う本物の味が魅力。観光客にも人気の名店。
- 住所:〒424-0823 静岡県静岡市清水区島崎町149-50(河岸の市内)
- アクセス:JR清水駅東口より徒歩5分
- 営業時間:平日 8:00〜15:00 / 土日祝 7:00〜15:00
- 定休日:基本無休(臨時休業あり)
【2】マルナカ(藤枝市)-1919年創業!藤枝「朝ラー」発祥の老舗
1919年(大正8年)創業のマルナカは、藤枝の朝ラーメン(通称「朝ラー」)文化を語る上で欠かせない老舗中の老舗です。茶業文化と深く結びついた藤枝の朝ラー文化は、100年以上の歴史を持ち、茶農家が早朝の仕事前にラーメンを食べる習慣から生まれました。マルナカの中華そばはシンプルながら深みのあるスープが特徴で、温と冷を食べ比べる「2杯セット」を楽しむ地元客も多いです。早いと10時前後に売り切れることもあるため、早めの来店が重要です。
- おすすめメニュー:中華そば(温)、冷やし中華そば、朝ラー2杯セット
- おすすめポイント:藤枝の朝ラー文化を体験できる唯一無二の老舗。1919年創業の歴史ある味。売り切れ次第終了のため早めに。
- 住所:〒426-0071 静岡県藤枝市志太3-1-24
- アクセス:JR藤枝駅北口よりバスで「志太温泉入口」下車、徒歩3分
- 営業時間:8:30〜13:20(売り切れ次第終了)
- 定休日:日曜日・祝日・第2・4土曜日
まとめ:静岡の朝食で旅をもっと豊かに
静岡県の朝食は、海と山、そして100年以上の歴史が育んだ食文化の宝庫です。清水港の朝どれ海鮮丼で駿河湾の恵みを味わい、藤枝の朝ラーで茶農家の生活文化を体験する——それぞれが全国でも唯一無二の朝食体験です。富士山観光や伊豆旅行の際には、ぜひ旅の朝食に静岡ならではのグルメを取り入れてみてください。地元の人々と同じ朝食を共にすることで、静岡の魅力を一層深く感じられるはずです。